アロマに興味があるけれどどう始めてよいのかわからないという方のために、気軽に始められる使い方をご紹介します。
1. ハンカチやティッシュで芳香浴
ハンカチやティッシュに精油を1,2滴垂らすだけで行うことができます。
精油は『揮発性』といって、香りの分子が気体となって空気中に混ざっていく性質があるため、ハンカチのほか、タオルやティッシュ等に垂らすことで狭い範囲であればしっかりと香ります。
私は車内でいつもしっかりと芳香浴ができるように、毎日新しいティッシュにその都度垂らしてエアコンの吹き出し口近くに置いています。
ちなみに、精油の香りを香水として使いたいときも、コットンに垂らしてポケットに入れて持ち歩くと、香りを使えない場面ではポケットから外せばよく、便利です。
おすすめの香り
(ハンカチに垂らすときは色がつく精油もあるのでご注意ください)
運転中につかうとき:レモングラス
リラックスしたいとき:ベルガモット
2. マグカップで吸入
お湯を入れて精油を1、2滴たらします。
風邪気味の時など、精油の成分をしっかり肺まで吸い込みたいときにも有効です。
職場でも手軽にアロマテラピーを楽しめますね。
精油は洗い落とすのが大変だし、うっかり飲んでしまうのを防ぐためにも、専用のマグカップを準備して行うことをおすすめいたします。
おすすめの香り
風邪気味のとき:ユーカリ・ラディアタ
気持ちをリフレッシュしたいとき:レモン
3. アロマデフューザーで芳香浴
もし、おうちに使用されていないディフュ―ザーがあれば、ぜひ活用してください。
その際は、もしかすると予めお持ちの『アロマオイル』があっても、それが本物の『精油』でなければ、アロマテラピーを行うことはできないということにご注意ください。
もし、その『アロマオイル』が合成香料で作られたものであれば、その成分が体内に入ることにより有害な作用を及ぼすこともありますし、『天然精油』や『オーガニック』の記載があっても、添加物や残留農薬が混入していて、それが人体に重篤な影響を及ぼすことがありますのでご注意ください。
おすすめのブレンド
・マンダリン
・ホーウッド
・ゼラニウム
イライラしたり、最近あまり笑顔になれないというときにおすすめのブレンドです。
4. アロマバスでリラックス
精油は水に溶けませんので、専用のバスオイルに混ぜてからお風呂に入れることをおすすめします。
香りによる癒し効果はもちろん、全身の老廃物のデトックスにもなります。
おすすめの香り
ジュニパー
オレンジスイート
デトックス、疲労におすすめのブレンドです。
5. アロママッサージ
顔のお手入れ同様に体も保湿をする必要があります。
べたつく夏はつい保湿を怠りがちですが、汗と肌のうるおいは別物。
秋になって急に乾燥を感じてきたり、また10年後の肌に差がつくところです。
お手入れのついでにアロマテラピーを行うこともおすすめです。
精油には抗菌作用や、美肌に導くうれしい作用のあるものも多く、天然の香りによる本物の癒し効果もあります。
おすすめのブレンド
肌質を選ばず、保湿作用のあるホホバオイルをベースにします。
夏はべたつくように思われますが、時間がたつと乾燥したお肌に浸透していきます。
更年期の不調などのある方におすすめです♪
イランイラン
ゼラニウムエジプト
クラリセージ(ホルモン依存型癌疾患、乳腺症の方は使用できません)
おわりに
アロマの初心者の方でも、使用する精油次第で十分な効果を得ることができます。
ただし、精油を選ぶときは、効能だけでなく、実際に嗅いでみて自分が好みのものを使うことが何より大切です。
日常にアロマがあるだけで、毎日の暮らしが楽しくなるのでぜひお試しくださいね。
当店では実際に精油のテスターを置いており、専門のスタッフが精油選びのお手伝いをいたしておりますのでお気軽におたずねくださいね。